君だけ。

「私はっ、私は、、、っ。
海里くんと別れたい、のっ。」


私が口にした瞬間、海里くんの表情が
一瞬にして曇った。

どうしてそんな顔するの。


「な、何言ってる、の?」


珍しく混乱してる様子の海里くん。


「そのままの意味、だよ。」

自分で言っといて後悔。悲しい。


「嘘だよね?何でそんなことゆうの?
俺なんかした?」

自覚ないのか。ほんと呆れた。


「したよ。たくさん」


「え、、、?なに、を?」


はあ、話になんない。
もうこれ以上話しても無駄だよね。

帰ろう、、、。

「ってゆう、ことだから、、、
さようなら海里くん。」

バックを持って立ち上がったけど


「え、ちょ、待ってよ!華!」

って言って、腕を掴まれた。


もう、やだ、、、。
揺らいじゃう、こんな最低やろうに。

もうほんと私何がしたいの。


でも、ちゃんと区切り付けなきゃ。

頑張れ、私、、、。