「じゃあ、今年はほのか先輩と秋斗先輩誘ってみんなで行こうよ!」
「へっ?みんなで?」
「せっかく仲良くなったんだから思い出たくさん作ろうよ!」
ぱぁと明るく話す
確かにあの海行って以来会っていない
ほのかともバイトで入れ違いが多く全然話せてないし秋斗とも用がない限りは全然話せて居ない
でも心の中ではみんなで行けたらいいな、と千咲は思っていた
「うん、いいかも。みんなで行こうよ」
「決まり!あとで連絡してみようかな」
そんな話をしながらカレーはあっという間に作り終える
「よし、食べちゃおっか」
「いただきまーす!」
二人はもぐもぐと食べ進める
我ながら上手く出来たと思いながら
食べ終わる頃には7時過ぎていた
少しお腹を休ませたあとに咲良の作ったデザートを食べていると千咲のケータイが鳴る
「ちぃ、ケータイ鳴ってるよ」
「あ、ほんとだ。誰だろ?」
画面を確認するとそこには"秋斗先輩"の文字があった
とりあえずすぐさま電話に出る
「も、もしもし?」
『もしもし?千咲ちゃん?』
「は、はい!こんばんは!」
愛未は電話の相手が秋斗と気付いた
さっきこっそりとほのかに花火大会のことをこっそり連絡入れていた


