（natsuki side）


みんなと別れてから私はすぐに病院に戻った



それからというもの私は毎日仕事終わりと仕事が始まるまでの時間は必ず龍希くんのそばに居た



みんなには帰って休めって言われたけど


病院の中には救命が忙しく、帰れないことを考慮されて一人一人に仮眠室がついてるためそこでシャワーを浴びれるし、着替えも救命に来た時に既に何着か置いてあるし、洗濯もできる場所があるから問題ないって言って私は家に帰っていない




そしたら見かねた未夢がお義母様達に言ったらしくお義母様達が私に話しかけてきた


聖華「夏葵さん」



夏葵「はい」



聖華「家に、帰らなくてよろしいの？」



帰らなくていいから帰らないんだよ



夏葵「問題ないです。私は一人暮らしですし．．．学校もテスト以外は行かないことにしたので．．．」



誠司「学校ぐらい行ってみないか？夏葵ちゃんが龍希の面倒見てくれるのは本当に助かってるし、正直ありがたい

でもそのせいで夏葵ちゃんの人生を犠牲にはしたくないんだ」