仁一郎「実は、今日息子さんはヘリ担当の日でドクターヘリ要請があり、出動したのですが．．．


ヘリに乗せてこちらに搬送する時に傷病者の方が嘔吐されまして、その吐瀉物がズボンの裾にかかってしまったんです。


ただの吐瀉物なら問題ないのですが傷病者の方はシアン化塩素を体内に含んでいたことが分かり、処置をしたのですが、毒物の特定が遅くなりこのような状態に．．．


力及ばずすみませんでした！」



聖華「そう、ですか。ねぇ、あなた？」



誠司「なんだ？」



聖華「ここは、夏葵さんに任せませんか？
夏葵さん、お願い出来ませんか？もちろん私たちも来ますけど、でもたぶん龍希はあなたについていてほしいと思うんです」


え、いいの？



誠司「そうだな、夏葵ちゃん、お願いできるか？」


そんなの当たり前です



夏葵「もちろんです。私でよろしいのですか？」