バタン



いきなり屋上が空いたと思ったら入ってきた人を見て私はびっくりした



入ってきたのは浩志くんだったから



浩志「...っ、西園寺?」



やっぱり名前では呼んでくれないのね




まぁもう慣れたけど




夏葵「久しぶり、だね


どこか悪いの?」



そんなこと聞いてどうするんだろ



浩志「チッ、なんで裏切り者に言わなきゃなんねえんだよ」



やっぱり私は裏切り者になっていたのね



未夢「ん?2人知り合い?」



はぁ、未夢は空気が読めないというかなんというか...




まぁそこも未夢のいいとこでもあるんだけどね




夏葵「ほら、私が入ってる暴走族の幹部よ


でも、変ね」



未夢「何が?」
浩志「なにがだよ」



浩志くんいつ運ばれてきたんだろ...



夏葵「だってほら、浩志くんがつけてるそれ、この救命の場所のものでしょ?」



未夢「そう言えばそうね...ん?」