夏葵「別に里菜がなにかしたわけじゃないんだよ

ただね、みんながみんな過剰に反応しすぎただけなの


転校の事だってそう、婚約と重なってこっちの方が婚約者の仕事場の近くだったから転校しただけだし


みんながみんな決めつけをして、その噂が勝手にひとり歩きしちゃっただけ


だから里菜は気にしないで」



朱莉「なにがあったのー?」



それ、聞いちゃう?



わざと言ってないのに



夏葵「んー、そうだねー、気が向いたら教えてあげるわ」



光莉「それ絶対気が向かないやつでしょ笑」



まぁね、向く時はきっと来ないわ



でもこう言わないとみんな納得しないでしょ笑



夏葵「さぁ?私意外と優しいのよ?

気がむく時もあるかもね笑」



夏海「先生、仕事大丈夫なの?」



まさか患者に心配されるとわね笑



夏葵「ええ、今日はもともと勤務日じゃないしね


でもせっかく来たしちょっと手伝って帰ることにするわ

てことでまたね


みんな仲良くしてよー。問題、起こさないでよね笑」




光莉「大丈夫だよー、またねー!」



私は病室を後にした