そして木南先生に二十数名の医師たちをサラーと紹介されたが、正直全然覚えられなかった。
先生たちの名前を覚えるのは、正式に脳外に入ってからでいいや。この3ヶ月は木南先生さえ分かっていれば大丈夫だろうと、オレもサラーっと聞き流す。
そしてサラーっとナースステーションへ。
「お疲れ様でーす。研修医連れてきましたー」
木南先生の後ろに続き、オレもナースステーションに入ると、『これはレベル高し!!』と思わず口に出してしまいそうなほどに可愛いナースが目に飛び込んできた。最早、そのナースしか目に入らない。
即座に彼女のネームプレートを確認。
『桃井 佳奈』。名前までも可愛い。可愛いコがナース服って…男の浪漫でしかない。
オレが今までなんとなくの流れでここに辿り着いたのは、桃井さんに出会う為だったんじゃないか。と勝手に運命を感じていると、
「桃ちゃん、可愛いよねー。前のゲロ吐き研修医も桃ちゃん狙いだったんだよねー」
オレの桃井さんガン見状態に気付いたのか、木南先生がニヤニヤしながらオレの顔を見た。



