『もう、大丈夫だよぉ♪』


「蒼空、また悪くなるようだったら
無理せずに早退するんだぞ。」


『お父さんも心配症だなぁ〜。』


「娘を心配するのは当然だ。」


皆で席に着く。

そんな些細な事が凄く嬉しい。
ずっと、憧れてた光景だから。


『お母さん!いってきまぁ〜す!!!』


「いってらっしゃい!!」


一日一日の思い出が蒼空にとっては大切な宝物。
楽しい事も悲しい事も全部ひっくるめて。

前の蒼空の分まで
胸を張って生きていくって決めたから。


蒼空story END