「早すぎでしょ!!」


「朱音ちゃん!?」


声の主に気付いた瞬間、風みたいな速さで逃げる。

本気で逃げたおねぇちゃんは
またも『神龍』『双覇』から逃げ切ったけど、


「あぁー!!朱音みっけぇーーーー!!!」


「お前らしつっっこい!!!」


逆に逃げ回り過ぎて見つかった。


ガッ!


「なッ!?」


「ごめん、朱音。」


また逃げようとしたけど、
虚を突かれて類に気絶させられた。