喧嘩が出来る様になってから おねぇちゃんの手は血に染まるばかり。 「蒼空…私は間違ってないよね??」 悲痛な声を聞くと胸が締め付けられる。 『おねぇちゃん、ごめん…ごめんね。』 復讐なんてして欲しくない。 でも、分かったんだ。 おねぇちゃんは復讐があるから生きてるって事。 『それでも…今はそれでも良いから生きて。』 今のおねぇちゃんから復讐する事を取り上げたら きっと、壊れてしまう。 復讐以外に生きる目的が出来るのを祈る事しか出来ない。