類side


朱音が消えて3日経過した。


類「朱音‎…何処にいるんだ?」


嫌な想像ばかりしてしまう。
あの時のように。


翠「…類、お前寝れてるのか?」


オフィスのガラスに映る自分の顔に笑う。


類「…ひでぇ顔。」


朱音が居ないと俺はまともに眠れない。
どれだけ疲れて眠りに落ちても
すぐに目を覚ましてしまう。

朱音が目の前で撃たれた事がトラウマに
なってしまっているらしい。



「蒼空ちゃんの為に仕事を詰めてたおかげで
俺一人でも仕事は回せる。

お前は帰って寝てろ。
何かあったら電話してやるから。」



類「……でも。」


帰って寝てもどうせ…。

そう思ってまた口を噤む。