類side


「朱音、朱羽と蒼月はまだなのか??」


『この時間帯なら街じゃない??』


あぁ、掃除の時間か。


「蒼空も行ってみたいなぁ〜…。」


『「「ダメ。」」』


「天空にぃまでぇ〜(泣)」


天空にまで止められた蒼空が拗ねる。


「最近、街で妙な感じがするから
何も無ければ良いが。」


「姉さん達なら大丈夫だと思うけど。
でも、父さんがそう言うなら俺も気を付ける。」


俺も『双姫』である娘に
危険があるとは思えなかった。

この時の俺は…俺たちは甘く見ていた。


類sideEND