類side


「♪〜♪♪〜♪〜〜」


ご機嫌な俺は鼻歌を歌う。


『ね、ねぇ…類??』


「ん??何??」


『この状況をせ、説明してッ!?』


「説明も何も仲睦まじい夫婦が
お風呂入ってるだけだけど??」


朱音は俺に背を向けて湯に浸かってるけど、
顔を見なくても赤くなってるのが分かる。


「耳、真っ赤(笑)」


『〜〜ッ赤くない!!』


両手で耳を隠す仕草にも愛しさが込上げる。