「朱音さん…こちらをお使い下さい!!」


『い、いえ…大丈夫です。
お気遣い感謝致します。』


優しい男性はハンカチを差し出してくれた。


「ですが…ッ!?」


『……???』


心配そうな表情が一変し、恐怖で青褪めているような。