「いやぁー…あのお父さんが??」


「ありえないでしょ」と朱羽が言う。


「でも、今までこんなこと無かったよねぇ…。
仕事終わって家に帰って来なかったなんて。」


焦る蒼月。


「お父さん…どぉしたのかな……。」


不安がる蒼空。


唯一、類の情報を知る天空でさえも
「何も知らない」の一言だった。