真っ暗…。


身体が真っ暗な空間に沈んでいく。


『嫌だなぁ…もぉ、見たくないよ……。』


意志とは反対に瞼が重くなる。

きっと、あの夢を見てしまう。


「蒼空!!蒼空ーーーーッ!!!」


おねぇちゃんの悲痛な声が聞こえる。

何度も見るの。


蒼空のせいでおねぇちゃんが壊れていく姿を…。