鮮やかな街に一際目立つ二人。 「わぁ、あの人達美男美女!!」 「オシャレ〜♡」 「歩いてるだけなのにドラマみたいなんだけど!?」 いつもならすれ違う人とぶつかる位に混んでる道。 それなのに、今日はスイスイ進める。 『紫苑のおかげで道が出来るね??』 「…鈍ちん。」 今の発言でどこが鈍いのかな…!? ブー、ブー 考えていると鞄の中のスマホが鳴った。