うわぁ、熱そう


雪斗のタオルを遙夏は握っている


すぐに渡せるように



あたしも玲太のタオルを持っている


玲太に渡されたから



「持ってて、俺が持ってても邪魔になるだけだし」



汗を流す姿も雪斗と話す真っ直ぐな声も

無邪気に笑うその笑顔も好きだった


でもここに来てもっと好きになった



「カレー出来たよ!」


遙夏が呼んでいる


雪斗と遙夏、玲太とあたしで座った


味の違うお互いのカレーを食べさせあったり


「雪斗~ラブラブな姿見せつけないでくれません!?」



あたしもうらやましく思うな



遙夏のこと