「うん。じゃあまた改めて行こうね、菜々」 「ありがとう、また明日ね梓」 そのまま梓と靴箱までおりて、校門の前で別れた。 ……はぁ。 今日だけでもう何回ため息をついたんだろう。 たぶん、もう100回はこえてる。 いいなぁ。 私も杏里ちゃんみたいに可愛かったら。 愁はまだ、私の彼氏でいてくれたのかな? そんなことばかり思ってしまう。 これが夢だったらなって。