きみだけに、この歌を歌うよ





離れ離れになっても
どれだけ遠くても会いにいくから

だからこれからは
僕のそばにいてくれませんか

きみの笑顔は
僕が守るから



「九条くんっ……そんなのズルいよぉ」

「ん?ズルいって?」

「私はちゃんと、好きって言ったのにぃ」



サビの部分の歌詞の意味がわかった。

私の目から、止まりかけていた涙がポロッとこぼれ落ちる。



……そんな形で告白をするなんて、ズルい…。

私は九条くんの正面に立って、顔をトマトみたく真っ赤にさせて…。

唇をぶるぶる震わせながら、やっとの思いで好きって言えたのに。