愁のすぐ後には、同じ白い半袖カッターシャツに紺色のズボンを履いたやけに背の高い人もいる。 短いダークブラウンの髪……ということは、きっとあの人は東堂くんだ。 梓の好きな人の、東堂くん。 だけど最近梓の口から東堂くんの名前がでてこないから、『好きだった人』って言った方が正しいのかもしれない。 東堂くんも一緒だけど、私の方へ走りよってきたのは愁だけだった。