杏里ちゃんはそこまでして、愁を独り占めしたいの? 私や愁の気持ちなんか無視で、あまりにも自分勝手だ。 「私、友達めちゃくちゃ多いからね。ここまで言ってようやく、愁がわかったって言ったのよ。二度と琴野菜々に近づかないでね?って念を押してね」 自分で友達が多いって言えるくらい、たしかに杏里ちゃんは友達が多い。 可愛いからって、杏里ちゃんを慕う子は数えきれないほどいるのだから。 その友達全員にイジメられたら、私の居場所が校内から消えてしまうことくらい安易に想像がつく。