「怖いだなんて誰がっ!最初から私ひとりで話すつもりだったし!ほらっ、優乃とほのりは教室に戻ってて!」 「え……でも、私たちも一緒にって…」 「まぁまぁまぁ…行こうか、優乃。じゃあ杏里、先に教室行っとくね」 優乃ちゃんとほのりちゃんは、顔を真っ赤にさせて怒る杏里ちゃんを気にしながらそそくさと離れて行った。 「ほら、行くよ!さっさと歩きなよ!」 杏里ちゃんはくるりと背を向けると、ズカズカと怪獣のように歩きだした。 私は慌ててローファーに履き替えて、杏里ちゃんのあとを追いかけた。