「それより、お部屋に入ってください。お体の具合が…」 「わかったわよ、もし私がわかったって言わなかったら強制的だったでしょう?」 「はい、もちろん」 「あなたのその性格、大嫌いだわ」 「わかってます」 「よくご存じね」 私は車椅子を反転させて、輪をかく。そして、重たいドアの向こうへ その後を赤い瞳をギラつかせながらクライアンがついてくる 「ストーカーみたいよ」 「ありがとうございます。お嬢様のストーカーになれて光栄です」 「……」 どんな嫌味も通じない ある意味、精神は最強