目の前に立っている執事の名前はクライアン
正確にはメアユライ・M・ユア・ジャック・クライアンという長ったらしい名前だ
ちなみに言うが人種は吸血鬼、世にいうバンパイアという存在だ
ふらりと現れて、急に執事をやるなんて言い出しちゃって…オマケに目当ては血だ、なんてね
最初は私の美貌にやられて、そばにいたいから執事になったとでも思ったわ
そっちの方が可愛げがあるしね
けれど【血】が目当てだったなんて
私の一族の血は人類最高の純粋な血液なんですって
「車椅子も…降りれたらいいのに」
身体が弱いしあげくには足がつかいものにならなくなってしまった
「…直しましょうか?」
「別にいいわよ、代償が高いしね。貧血になっちゃうわ」
私は軽く断った

