目の前にはどれくらいでかいのか…半端のない豪邸が聳え立っていた



「…………!!」


もちろんクライアンは目を背ける


「早く入れ、冷え込むからな」


べナノバスがパンッと扉をたたくと自動的に扉が開いた



「え!?クライアンってこの時から魔法を使えたの!?」


「まさか…使えるわけがないでしょう?神が宿ってないのだから」


「そう、ね」



「ほら、よく見て下さい」


よく見ると扉の向こうにメイドらしき人がいた


「?どうした、早く入れ」


「…うん」


中はとにかく天井が高い

うちと比べてもかなりの差がある


まさか私の家より高価な家が存在してただなんて…有り得ないわ



私は1人で考え込んでいた