地上の星―アカイ瞳ノ『バンパイア』―




「地上の星、アカイ瞳ノバンパイア?」


「おそらく、それが題なのでしょう」



「ふーん、てゆうかここ、暗いし寒いし薄気味悪いわ」


「【今日】は満月ですか…月明りがまだ普通の黒い吸血鬼の眼を照らす時代…我々吸血鬼が赤い星を瞳に宿した日」


「まだこの頃は赤くなかったの…?」


「そうです。この日に星々が俺たちに赤い瞳を与えました」



彼は愛しそうに、キラキラ光る満天の星々を眺める


「この時代は星が綺麗ね、今とはおおちがいだわ」


「…さて問題です、それはなぜでしょう?」



「大気汚染が原因と考えるべきだと思うわ、昔に比べて緑も減ってるし」


「まぁ、一理ありますね」


彼は軽く相づちをうった