地上の星―アカイ瞳ノ『バンパイア』―



「しかし、驚くことに彼女は俺をはじきとばしました」


「え?無理じゃない?男の人をはじきとばすなんて怪力すぎない?」


「彼女がはじきとばしたんじゃないです、彼女の純粋さが結界を自動的に発動させていたんです」


「まぁ、なぜかひいお祖母さまは巫女だっからね」



この洋風な屋敷に似合わないぐらい、和風な風習の環境で育ったひいお祖母さま


さぞかし嫁いだ時は辛かっただろう



「それで、俺はあなたのひいお祖母さまに仕付けられました。そして、別れはすぐにおとずれました」



彼は表情を変えずに淡々と言う


「俺は言いました、今度会う時には最高の執事になって会いましょうって」



「…良い話しじゃない、でもそんな話を誰がしてっていった?」


「そうですね、まぁ、あの後は早くにひいお祖母さまはお亡くなりになられましてたけど…とにかく知り合いでした」



「…知り合いね」


「この図書室はひいお祖母さまが秘密で作られました」



「あえてつっこまなかったんだけど、クライアンって何歳なのよ」



「イイ男としての威厳にかけて、秘密です」


彼はいつものいやな笑いを浮かべた