地上の星―アカイ瞳ノ『バンパイア』―




ギギっ…


埃臭い匂いがただよった

古臭く、埃かぶった本から新しくピカピカとした本まで、様々な本がそろっていた



「今回、特別な本の倉庫にご招待いたします」


「え…?」



「お嬢様はここの本はすべ見られたのでしょう?だから特別な本、です」


「……すこしだけ、脳がまともになったようね」

「はい、もともと人類というものの脳は未完成なのが当たり前なのですが」


「さて、あなたがその人類にふくまれているのかしら?」



「ごもっとも」



私の乗っている車椅子をギギっと押しながら、苦笑した



「珍しいわね」


「何か?」



「いいえ、何もないわ」