「ついたよ。」

そう言われて私は顔を上げると
やはり目の前にはホテル。

私は少し動揺しながら
隆先輩のあとに続いてホテルの中に
入っていった。

そして受付をし部屋に入る。

部屋にはBGMが流れており
ムードを演出していた。

ここに来たということは
やっぱりそういうことなんだよね?
と思った。

私は動揺しまくりなのに
隆先輩はとても落ち着いていた。

私がベッドに座ると
横に座ってきた。

「あの先輩っわたし…」
と喋っているあいだに
私の口は隆先輩の口で塞がれた。

そして隆先輩の舌が
私の口の中に入ってくる。

私はぼぉーとしてしまい
何も考えられなくなっていた。

そしてもうどうにでもなれと思い
私は隆先輩に身をゆだねてしまった。

私が気がつく頃には
もう行為は終わっていて
私は隆先輩の横で寝ていた。

私は雄一への罪悪感もあったものの
隆先輩のことが嫌いなわけでもなかったので
自分の複雑な気持ちに悩んだ。

そしてそれから少し経ち
私と隆先輩はホテルをあとにして
お互い帰路についた。