私は隆先輩と度々会う度に
雄一のことを忘れるようになった。

二人っきりの図書館で隆先輩は
私の髪を撫でた。

「俺、雅ちゃんの髪好きだわ。」
といいさらに撫でる。

そして隆先輩は私の肩に
腕を回すと抱き寄せた。

正直びっくりした。
けど私もまんざらでもなかったので
そのまま隆先輩の腕の中にいた。