家から徒歩3分。
遅刻しそうな時間に起きても3分ならどうにか短縮できる。
ここでいいのが見つからなければもう帰ろうと思い偶然立ち寄った不動産屋さんでこんなにもいい物件と出会った。
もう外は二度目の春が私を迎えてくれようとしている。
昨日のニュースでは桜がもうちらほら咲き出していると言ってたっけ。
次の角を曲がるともう大学は目の前という所で携帯が鳴る。
サブ画面には千恵の文字。
「もしもーし?」
「咲季ー?あんね、なんか一限今日休講らしいー」
重い体を必死で融通を利かせたにも関わらずこの有様。
「え!?私今行ってるとこなんだけど!」
「千恵はもう教室ー。だからね、今日お昼前言ってたとこのランチ行こーよ!」
「でも明日提出のレポート出来てないもん。だから勘弁!ごめんっ」
もうーといいながら渋々了承してくれた。
本当についてない。
月曜の授業は一限の一コマだけ。
眠い目を擦りながら、今さっき来道を戻っていく。
大学進学を機に私は新しい土地に来た。
見たこともない知らない風景は私の心を高鳴らせていた。
遅刻しそうな時間に起きても3分ならどうにか短縮できる。
ここでいいのが見つからなければもう帰ろうと思い偶然立ち寄った不動産屋さんでこんなにもいい物件と出会った。
もう外は二度目の春が私を迎えてくれようとしている。
昨日のニュースでは桜がもうちらほら咲き出していると言ってたっけ。
次の角を曲がるともう大学は目の前という所で携帯が鳴る。
サブ画面には千恵の文字。
「もしもーし?」
「咲季ー?あんね、なんか一限今日休講らしいー」
重い体を必死で融通を利かせたにも関わらずこの有様。
「え!?私今行ってるとこなんだけど!」
「千恵はもう教室ー。だからね、今日お昼前言ってたとこのランチ行こーよ!」
「でも明日提出のレポート出来てないもん。だから勘弁!ごめんっ」
もうーといいながら渋々了承してくれた。
本当についてない。
月曜の授業は一限の一コマだけ。
眠い目を擦りながら、今さっき来道を戻っていく。
大学進学を機に私は新しい土地に来た。
見たこともない知らない風景は私の心を高鳴らせていた。
