「川村さんでは裕貴さんの隣の席に座ってください」
「はい」
裕貴の隣に座る時に甘いお菓子のような香りが漂ってきた。
男子がすごくざわついていた。
それもそのはず川村桜と言う女子は肌がとても綺麗でモデルでもやってるじゃない?ほどぐらいだ。
(うわ〜いい匂いだな〜)
「海道さんでしたっけ?よろしくお願いします」
「ひゃい!よろしきゅお願いしまひゅ!」
(やべぇ噛んだよ超ハズ!!!)
「あれ?あなたどこかで?」
「え?」
川村は裕貴のことを知ってるような素振りをしてきた。
(あれ?会ったことあるっけ?いやあってたらこんな美人絶対に覚えてるよ!)
すると後ろから海人が話しかけていた。
「おい!お前あいつと会ったことあるのか!!」
「ってよ、離せっておい!」
「って言ってるけど俺もなんかあったこと気がするんだよ」
どうやら、海人も身に覚えがあるみたいだ。
裕貴と海人と川村はどうやら昔会ったことある?らしい。
が裕貴は全然覚えてないようだ。
「でもあの子可愛いよなぐへへ」
変態みたいな···いや変態かそんな声を出してると
バシ!!
海人の頭に璃湖の強い一撃がきた。
「いってぇよ!!何すんだよ璃湖!頭がわれたらどうするんだよ!」
「いや、そんな簡単に頭われないし!あんたがこの子見て鼻の下伸ばしてるからでしょ?!あんたって本当バカ!!そうやって女子にナンパしたりしてさぁ!」
「はぁ!!誰がバカだよ!バカって言った方がバカだろ!」
言い争いしてる二人の間に裕貴が入ってきた。
「ハイハイ、夫婦喧嘩はそこまでに」
「「夫婦じゃない!!!!」」
2人は息ぴったりに言ってきた。
(息ぴったりやん!リア充やん!リア充はぜ·····危ないまた裏の顔が出るとこだった)
何言ってるんだよ、この主人公はぁ·····
「うん?今誰かにひどいこと言われたような?」
「どうした?お前?」
海人に頭大丈夫か?みたいな目をしながら言ってきた。
ほんと何言ってるんだろうね?この主人公?···おっと失礼
そんなくだらない話をしていると。
「こら!そこ!静かに!あと座りなさい!」
「「「ごめんなさい」」」
柳原先生に怒られた。それを見た川村がにこりと笑った。
「ははは!」
「はは·····」
裕貴は思わず苦笑いをした。