なによ、なによ…どうしてよ…。

なんで、こんな終わり方…。

私は優也が居なくなった後、声を押し殺して泣いた。

空はさっきまであんなに綺麗な夕日が見えてたのに今は灰色の雲に隠されてしまった。

まるで、私の心みたい。

それで、私が校舎から出る頃には土砂降りになっていた。

今日は折りたたみも家だ。
すごく不運…。

私はびしょ濡れになりながら道を歩いた。

顔が涙でぐしょぐしょだったから雨が隠してくれて好都合だ。

髪が濡れて顔に張り付く。

私は雨に濡れるのも構わず歩いて帰った。

家に着く頃にはスカートから水が絞れるほどにびしょ濡れになっていた。

お母さんは出張で居ないしお父さんも帰りが遅いから心配されることもない。

私は濡れた制服をハンガーに無造作に掛けてシャワーを浴びた。

冷え切った身体にシャワーの温かさが気持ちいい。

シャワーの後、ご飯を食べる気力も起きず私はすぐに布団に入て、携帯を手に取った。