結局、謝れることなんか無く毎日が過ぎていく…。
小雪はすっかりいつも通りの生活に戻ってるように見える。
でも、表情がいつも曇っている。
小雪の親友もそれに気づいたみたいで、しょっちゅう俺を睨んで来る。
俺は前と同じようにチャラチャラした毎日だ。
それでも、女と遊ぶのはやめた。
血を吸ったら記憶を消して、教室の席に座らせておく。
これはこれで酷いかもしれないけど、俺には小雪の為にしてやれることがこれくらいしか思いつかないんだ。
この毎日は偽りでしかない。
自分を曝け出せない俺への罰だ…。