もう、学校終わった頃かな?

私はカーテンを開けて外を覗く。

そしたら、丁度下を歩いていた優也と目が合った。

私はバッとカーテンを閉めて顔を隠す。

でも、やっぱり気になってカーテンの隙間から外を覗くと優也が悲しそうな顔をして私の部屋の窓を見てた。

なんでそんな顔してるのよ…?

私を突き放したのは優也なのに、置いて行ったのはあいつなのに、何で?

目に涙が溜まって、視界が歪んでいく。

私はそっとカーテンを閉めた。

私が泣いていた時、いつも慰めてくれたのは優也だった。

それが今じゃ優也のせいで泣かされてるなんて…。

優也、なんでよ?

私、優也に何かした?

私のせいなの?

わからない。

考えるほどわけがわからなくなるこの問題に私はそっと蓋をした。

そう、考えるのをやめて仕舞えばいいんだ…。