『みや…その……』


「あら、お帰りなさい?」


あ、今私を《みや》と呼んだのは、私の…ふふ


『誰と話しているんだい?』


彼は少し不気味そうに私を見ていますが……


「あら?何時もの事でしょう?ふふ」


彼に近づいて背中に手を回して抱き締める…


『みや、ただいま』

彼もそうして私を抱き締めてくれるの…













そう、彼は私の旦那様





“ネコシロ ハルキ”







容姿端麗、頭脳明晰、長い睫毛に切れ長な目…


でも…


毎朝のアレには困りますわね…