リビングのソファーでノートパソコンを
広げ黙々と仕事をしている君は別人だ。
コーヒーを差し出すとクシャッと笑って
嬉しそう。



邪魔にならないように少し席を外して
戻って来たら案の定君は
ソファーで寝落ちしている。
そっとパソコンを閉じてベッドルーム
まで君を運ぶ。
この一連の動作もほぼ日課の一つ。



外ではバリバリ仕事をこなす彼女だけど
家ではフニャフニャのほのぼの女子だ。
そのギャップがたまらなく好き。
おかげで毎日ドキドキさせられっぱなし。



こんな無防備に寝られても、
襲いたくなっちゃう僕はさっきのキスが
頭から離れてないわけで。
掛け布団をかけて頭を撫でる。
本当は襲っちゃいたいけど、疲れてるよね。



「おやすみ」



前髪にそっとキスを落とす。



大好きだよ、芹………。



毎日思うよ。
僕を選んでくれてありがとうって。
こうやって一緒に居られるだけで
幸せなんだ。