彼女に代わってタイピングしていく。
実は得意分野だったりして。
Excelなんてお手の物。
「え?早っ!」と驚かせておいて、
あっという間に終わってしまった。
ドヤ顔の僕に拍手をしてくれる。


「一度手伝ってみたかった」


「じゃあちょこちょこお願いしようかな」


子犬みたいにスリスリしてきて甘え上手な彼女。
ピンクベージュの可愛いワンピース。
「この上に白衣着るんだよ」だって?


「え?見たことない…」


スクラブも可愛いけど白衣とかズルい……
項垂れていると、隣に座ったから顔を上げるとドキッとした。
ワンピースを着た君は髪を片側に寄せて後ろのファスナーを「閉めて」って。
中から見えるブラが色っぽい。


閉めるとニッコリ笑って上から白衣を着てくれた。
「一番最初に智くんに見せたくて」って一瞬泣きそうになった。


「似合ってる」


また隣に来て足を組むんだ。
終始ドキドキしっぱなしの僕は今すぐにでも襲っちゃいたい気分。
焦らされて、弄ばれて……もう限界。
ついにソファーで押し倒してしまう。