「し、失礼しました〜」と施術の準備を助手と進める。
こんなに喜んでくれるんだ……。
マジで頑張らないとな。
少し彼女が離れた際、助手の女の子が近付いて来て……



「あの、彼氏さんですよね?伊藤先生の」



「えっ!?」



やっぱり……そりゃバレるよな。
上手くリアクション出来ない僕にフフフと笑う。
終わった……もう来れない。



彼女が戻って来ると助手の子は小さく「彼氏さんイケメンじゃないですか〜」と言ってる。
二人して顔が真っ赤だ。
ヤバいぞ、この状況は。



「バレちゃった、ごめん」と恥ずかしそうに謝る。
まぁ、彼女はバレてもいいって言ってたし、いつかは言わなきゃいけないことだし。
でもこのバレ方は爆笑もんだけどね。