君の背中を追いかけて、
たまに見失いそうになるけれど……
ちゃんと立ち止まって僕の手を取ってくれる。
歩幅や呼吸を合わせてくれるんだ。



それがどれだけ心に刺さって励みになるか。
どれだけ支えになってるか。
ほんの一瞬で、本当知らない間に、
僕は自信を持たされているんだよ。



だからどんどん君にのめり込んでいく。



チャプンと水が跳ねる音。
狭いバスタブにミルク風呂。
後ろから抱き寄せる華奢な体。
湯船で指を絡ませ唇を重ねる。



「大好きだよ、智くん……」



そんなこと言われたらもっと欲しくなる。
それともまた、僕におあずけさせる?



近付けた唇に拒まない艷やかな唇。
くっついて…離れて…またくっついて…
吐息がもれるたび強く求めてしまう。
離れたくない……離したくないよ……



「智くん……」



もっと呼んで……
僕だけを見て、名前を呼んで。
いつも以上に抱きついて甘える君が
可愛くて仕方ない。
ヤバい……もう止まらないかも……