車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)


何とか練習を終わらすが、相変わらずのまま。
帰りには、早川兄ちゃんの車に乗せてもらう。

美堂の奴も一緒だったが……。

車には、美堂と俺が隣同士で座るはめに。
まだお互いにそっぽを向いて目を合わせない。

いや。美堂の奴は、
俺を眼中に入れていないのか
ずっと読書をしていた。

するとそれを見ていた早川さんが

「やっぱりお前ら似てるよな。
性格が負け嫌いだし、生意気なとことか。

からかうように言ってきた。

「はぁっ?冗談ではないし。
誰がこんな生意気な奴と。似てねぇーし」

「……同感だな。俺もこんなアホな奴と
似てるとか言われたくない。不愉快だ!」

「あっ!?何だと!!」

「ちょっと……2人共」

千花が、慌てて止めようとすると

「ねぇ、こんなアホどうでもいいんだけど
腹減った。マックが食べたい……」

美堂が俺を無視して、そんなことを言ってきた。