「アハハッ……ありがとう。
じゃあ、ルール説明をしながら車椅子バスケとは、
どんなものか目で見てもらおうかな」
そう言うと新垣さんは、笛を吹いて
選手達を呼んだ。
車椅子選手が集まると軽い試合形式をやると
説明する。
そしてチームを5対5で分けてやることに。
よく見てみると年齢は、皆バラバラだった。
若い人は……大学生ぐらいの年だろうか?
青年男性から中年男性まで居る。
「基本ルールは、健常者のバスケと
ほとんど変わらない。
ただ車椅子バスケは、ダブルドリブルはない。
2回までなら何度もドリブルが可能だ。
それと障害によってクラス分けあるのだが……」
新垣さんの説明だとこうだ。
車いすバスケでは、クラス分けをしてその人の障害に
応じた持ち点を決めている。
1番重いのは1.0で、0.5点刻みで上がっていき、
1番軽いのは4.5だ。
2点台以下の選手をロー・ポインター
3点台以上をハイ・ポインターと呼ぶらしい。
しかも持ち点は、必ず14点以下じゃないとならない。



