車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)


すると源さんは、

「まぁ……気持ちは分からなくもない。
俺も最初は、絶望したもんだ。
新婚だったからさ……幸せ真っ最中に
何やってんだって自分自身にツッコんだな」

懐かしそうに話してくれた。

新婚……!?

マジでか……それは、辛い。
人生台無しじゃん。

「……障害受容が出来たんですね?
凄いな……俺なんて未だに出来ないのに」

出来ない自分がもどかしくて
嫌で仕方がない。

しかし源さんは、

「えっ?あぁ俺の場合は、障害受容なんて
のんきなこと言っている場合ではなかったからな。
妻を守るためにも」

えっ……?

それって、どういうことだ?

「奥さんを守るため……?」