ピンクのワンピースに
薄いメイクをしていた。

髪型は、少し巻いて花柄のピンで止めていた。

いやいや。
これは、反則だろ。

「じゃあ、行くか……」

「う、うん。」

微妙な距離感のまま俺達は、駅に向かった。

電車を乗り替えて
〇〇ズニーランドに向かう間も
何だかお互いに無言のままだった。

どうしよう。
デートなのに気まずい。

せっかくのデートなのに……。

「あのね……この服。
最近お気に入りなんだ。りーちゃんにも
可愛いと言ってくれて着てきちゃった」

えへへと笑って話しかけてきた。

「ふーん。そうなんだ……」

だから可愛い過ぎるって。