第3クオーターが始まると真っ先に出てきたのは、
やはり姫宮だった。
速い……。
しかし、速さなら俺も負けてはいない。
すぐにブロックに入ろうとした。
「甘いんだよ。お前らは……」
車椅子を器用に動かして抜き去る。
「甘いのは、どっちだよ」
俺を抜いたと思ったら
すぐに待ち構えていたいたのは、美堂だった。
美堂は、すぐに姫宮をブロックした。
「チッ……」
舌打ちをすると抜こうと車椅子を動かすが
ピッタリとくっついてきた。
さっきと違い、いくら離れようとしても
張り付いて動かせない。
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