だが、すぐにハッとして
布団を被った。
だからって……どうしたいんだよ!?
俺と何の関係もないじゃん。
「だ、だからって何だよ?
あんたが、右足が無かろうが義足だろうが
俺には、関係ないし」
「あぁ、関係ないな。だが、俺とお前は、
同じ右足にハンデを持っている。
いや、右足があるだけ。
君の方がマシかもしれないが」
……はぁっ?
何だよ……それ。
俺とおっさんがとか一緒にされたくねぇーし。
傷の舐め合いでもしようってか?
馬鹿じゃねぇーの。
俺は、この人の言うことに
呆れてしまう。
「お前……今、一緒にされたくないと
思っただろ?」
ギロッと睨み付けてきた。
ビクッ!!



