埼玉32-35東京。
見事な作戦勝ちだった。
「まさか、そんな手で来るとは……」
「もう一度言う。坊やだと思って
舐めてかかると痛い目に遭うぜ?おっさん達」
俺は、ニヤリと笑った。
その後も試合が続いた。
最初に俺がボールを持ったのだが
美堂は、ディフェンスではなくて相手側の
ゴールリングの近くに最初から居た。
俺は、水野選手と争いながらも
そのまま前に突っ込んで行く。
そうするとまた、中山選手が
ブロックをしようとするのだが
それを阻止したのは、美堂だった。
美堂が中山選手をブロックして
身動きが取れないようにさせる。
「やぁ、久しぶりだね。
ディフェンスが、がら空きじゃないか。
いいのか?自分のところに戻らなくて」



