本当は、千花にそんな事をしたい訳ではない。
でも、どうしようもない気持ちを
ぶつけるしかなかった。
こんなの八つ当たりだと分かっていても……。
最低だ。俺は……。
次の日から千花は、来なかった。
当然か……俺は、アイツに
酷いことをしたのだから。
何で……こんな身体になったんだよ。
俺は、夢があるのに
いっそう死んだ方が良かった。
こんな身体になるぐらいなら……。
涙が溢れて止まらなかった。
自暴自棄になっていた俺は、
暴れていた。
するとある人物が訪問をしてきた。
「はじめまして。俺は、日向と言います。
翼君のことは、お伺いしています。
私にも協力をと思いまして……少し
お話をさせて頂いてもいいでしょうか?」
母さんと話をしていた。



