車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)


くそっ……いてぇ……。

すると工藤キャプテンが、それに気づいたのか
審判員に言ってレフェリータイムにさせた。

俺を戻すと痛み止めのスプレーをして
テーピングもしてもらった。

「櫻井。これだとボールを持つのも大変だろう。
俺と交替しろ」

工藤キャプテンが交替するように言ってきた。

そんな!?

「俺は、まだ大丈夫です。これぐらい
大したことないし」

「しかしだな……まだ勝ち進んだとしても
明日も試合があるんだぞ?無理させる訳には」

「だから負けたくない。
俺は、絶対にアイツらに勝って優勝したいんだ!!」

俺は、断固として交替を拒否した。

あんな奴らに負けたくない。